三条市

赤松遺跡・同出土品(日本遺産構成文化財№60)三条市大谷地字赤松

赤松遺跡出土玉髄製の矢じり2

赤松遺跡出土玉髄製の矢じり2

赤松遺跡を訪れる人々

赤松遺跡を訪れる人々

日本遺産構成文化財の赤松遺跡は、親沢川が五十嵐川に合流する付近にある縄文後期・晩期の遺跡です。矢じりとその製作途中のかけらが6千点以上も出土していて、その過半数は親沢川の河口付近で採取できたという乳白色の玉髄製でした。石材産地に立地する矢じりの製作工房址と考えられます。アスファルトが付着した矢じりも出土しています。
また、岩石を彫り込んで作った岩偶が表面採集されています。全体的な形状から、男性の性器をかたどっていると言われ、土偶と同じく信仰に関わる用途が考えられますが、その出土数は土偶に比べ非常に少なく、縄文時代後期末から晩期中葉の呪術的世界を物語る貴重な出土品です。
赤松遺跡出土品は、三条市下田郷資料館(リンク→)に展示しています。
また、出土品の一部は、長岡市立科学博物館にも所蔵されています。

 

所在地はこちら(GoogleMapページへ→)

 

赤松遺跡出土の矢じり

赤松遺跡出土の矢じり

赤松遺跡出土岩偶

赤松遺跡出土岩偶

赤松遺跡を訪れる人々02

赤松遺跡を訪れる人々02