三条市

八木鼻第1号岩陰遺跡・第2号岩陰遺跡・同出土品(日本遺産構成文化財№37)三条市

八木鼻第1号岩陰遺跡

八木鼻第1号岩陰遺跡

八木鼻第2号岩陰遺跡

八木鼻第2号岩陰遺跡

日本遺産構成文化財八木ヶ鼻(三条市指定名勝)という絶壁にある2つの岩陰で、ともに昭和43年に長岡市立科学博物館の中村孝三郎氏によって発掘調査が行なわれました。
八木鼻第1号岩陰遺跡は絶壁の正面側にあり、縄文時代前期・中期・後期の遺物が出土し、火を焚いて暮らした痕跡が発見されました。
八木鼻第2号岩陰遺跡は絶壁の東側にあり、第1号岩陰遺跡より古い、縄文時代草創期から早期、前期、中期の土器や弥生時代、平安時代の出土品があり、人が暮らしていたことがわかりました。特に縄文時代前期の土器には、北陸・関東・東海など、弥生時代後期の土器には、北陸や東北などの地域の影響と見られる土器が発見され、これらの地域と関わりがあったことが伺えます。
第1号岩陰遺跡の壁面からは岩塩も採れるため、人や動物が集まってきたものと考えられます。
出土品は三条市下田郷資料館に展示しています。
また、出土品の一部は、長岡市立科学博物館でも所蔵しています。

 

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八木鼻第1号岩陰遺跡(説明板)を訪れる人々

八木鼻第1号岩陰遺跡(説明板)を訪れる人々

八木鼻第1号岩陰遺跡(説明板)を訪れる人々02

八木鼻第1号岩陰遺跡(説明板)を訪れる人々02