三条市

長野遺跡出土品(日本遺産構成文化財№22)三条市

長野火焔、王冠200DPI

長野遺跡出土の火焔型土器・王冠型土器

長野遺跡は、三条市指定名勝八木ヶ鼻を眼前に望む、五十嵐川と守門川の合流点にある縄文時代中期の大きなムラです。
この遺跡からは火焔型土器とともに、東北、奥会津、北陸など遠く離れた地域と共通する土器が出土しています。
また、緑色に輝くヒスイの大珠は、遠く糸魚川の姫川流域が産地であり、地元では採れない黒曜石は、秋田県男鹿半島産、栃木県高原山産、新潟県新発田市板山産などの産地のものがあります。
このムラは「火焔土器の国」において、様々な地域と交流のあった拠点的集落と考えられます。
長野遺跡出土品は、三条市下田郷資料館に展示しています。