施設紹介

歴史民族資料館には、考古資料のほかに秋山郷を中心に、この地域全体から集められた、生産や生活に使われた民具が項目ごとに展示されています。
津南段丘には旧石器時代から縄文時代、そして弥生・古墳時代、平安時代を経て、中世戦国時代の歴史が埋もれています。正面ケ原D遺跡は、約３万年前の新潟県最古の歴史であり、本ノ木遺跡は縄文文化の初源を探る重要な資料です。沖ノ原遺跡や堂平遺跡、そして道尻手遺跡の出土品は、縄文時代中期の火焔土器文化を解明する貴重な資料です。また、縄文時代以降の歴史も分かりやすく展示しています。

館の紹介

本館は津南郷の歴史文化を将来に継承する目的で建設されました。旧桑原家の旧宅・蔵と屋敷が保存され、屋敷内に民俗収蔵庫と事務所兼展示棟があります。民俗資料は国重要文化財指定の「秋山郷及び周辺地域の山村生産用具（1686点）」を中心に展示しています。また、現状保存された旧桑原家は約230年もの間、風雪に耐えた茅葺民家であり、馬屋が家屋内部に含まれる特徴があります。秋には、土間の囲炉裏を囲み、藁細工の体験学習が行われています。