新潟市秋葉区に所在する古津八幡山遺跡は弥生時代の高地性環濠集落です。戦いに備えた防衛的なムラです。このムラがなくなって150年後、その地に築かれたのが八幡山古墳です。径60メートルの円墳で、その大きさは新潟県内最大です。
弥生のムラと古墳は関係があるのでしょうか?
古墳を築いたムラはどこにあったのでしょうか?
最近、八幡山遺跡からあらたな発見がありました。
同じ地にある弥生時代の八幡山遺跡とその後の古墳、今回は、近年の調査成果も踏まえて、調査を担当した新潟市文化財センターの相田学芸員が両者を総合的に語ります。
2019年3月31日(日) 13:30~15:00
新潟市歴史博物館みなとぴあ 2階セミナー室
相田泰臣(新潟市文化財センター学芸員)
無料
80名(事前申込み不要。直接会場へお越しください)
みなとぴあ古墳部/新潟市歴史博物館
〒951-8013 新潟市中央区柳島町2-10
電話 025-225-6111/FAX 025-225-6130
メール museum@nchm.jp
1750年ほど前に弥生時代の八幡山集落が廃絶、その後約150年後に同じ丘陵に八幡山古墳が築かれた
発掘調査で、古墳の築造方法も明らかになっている
古墳の北西、約700メートルの平地に舟戸遺跡がある
この集落に古墳を築く有力者がいたのかも・・・
近年、八幡山遺跡から弥生時代の終わり頃のものと思われる独立棟持柱を持つ掘立柱建物跡が見つかった
同じく見つかった竪穴住居跡は、これまでのものに比べ4倍もの大きさだという
掘立柱建物跡と大形の竪穴住居跡は、ムラの最高所の前方後円形周溝墓と同時期と考えられている
前方後方形の周溝墓は弥生時代の終わり頃の有力者の墓のようだ
高地性環濠集落、前方後方形の周溝墓、掘立柱建物跡・大形竪穴住居跡、県内最大の古墳、舟戸遺跡・・・
それぞれどんな関係があるのだろう?
古津八幡山遺跡と古墳は、ますます面白くなってきている!
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