長岡市

馬高・三十稲場遺跡長岡市関原町1丁目

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信濃川左岸の段丘上にある縄文時代の大規模な集落跡です。「遠藤沢」と呼ばれる小さな沢を挟んで、東側に中期(約5,000~4,000年前)の馬高遺跡、西側に後期(約4,000~3,000年前)の三十稲場遺跡が位置しています。特に馬高遺跡は「火焔土器」発祥の地として全国的に著名であり、昭和54年には両遺跡の約45,000㎡が国史跡に指定されました。また、馬高遺跡で最初に発見された「火焔土器」は平成2年に国重要文化財となり、平成14年にはその他の主要な土器・石器等を合わせた300点が重要文化財の追加指定を受けています。

長岡市では、この史跡馬高・三十稲場遺跡を保存整備し、市民が縄文時代の生活を体験・学習できる場として積極的に活用していきたいと考えています。「火焔土器のふるさと長岡」を象徴する史跡公園を目指して、平成18年度から本格的な環境整備事業を進めています。平成21年度には、史跡に隣接してガイダンス施設「馬高縄文館」を開館しました。史跡で発見された出土品は、同館で見学することができます。

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