新潟市

秋葉遺跡新潟市秋葉区秋葉1丁目

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秋葉王冠 横

秋葉遺跡は新津丘陵の北端に近い台地状の尾根に立地する縄文時代の集落です。標高は20mほどです。縄文時代中・後期の遺跡として知られていました。

平成11(1999)年、宅地造成に際して、旧新津市教育委員会が発掘調査(62㎡)を行い、2棟以上の竪穴住居の痕跡と土坑数基を検出しました。土器(ゴミ)捨て場とみられる斜面からは大量の遺物が発見され、その遺物量は平箱120箱に及びます。この調査では主に中期初頭~後期前葉の土器が出土しました。

出土した土器の中では、中期中葉の王冠型土器が復元されました。遺物の出土量や内容から、新津丘陵先端に位置する縄文時代の拠点集落の一つと考えられます。なお、遺物は新潟市文化財センターに保管されています。