三条市

長野遺跡三条市長野字下田

長野遺跡
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長野遺跡は、5,000年から3,500年前の縄文時代中期・後期の大集落です。信濃川支流の五十嵐川・守門川・駒出川の3河川の合流点に位置し、遺跡からは三条市指定名勝八木ヶ鼻の絶景や粟ヶ岳、守門岳などの山々に抱かれた景観を間近に見ることができます。
平成元年に国営総合農地開発事業に伴い、約5,000㎡を発掘調査しました。竪穴住居址23軒、炉址20基、フラスコ状土坑13基や柱穴、土坑など360基もの遺構が確認されました。
出土品は、火焔型土器と王冠型土器を代表とする縄文土器、石器類、土偶をはじめとする土製品、ヒスイ製の大珠などの石製品などがあります。
縄文土器には、東北、北陸、北関東、信州地方の様相が見られるものがあります。特に会津地方との共通点が伺われるものが多く、「火焔土器のクニ」の中でも、八十里越を越えて会津地方との交流の拠点のムラであったと考えることができます。また、糸魚川地域が産地のヒスイ製の大珠や黒曜石製の石器が出土していることからも他地域との交流が伺われ、五十嵐川流域の縄文時代の文化を考える上で重要な出土品として三条市指定有形文化財に指定されています。
長野遺跡出土品は、三条市下田郷資料館で展示公開しています。

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竪穴住居址

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発掘された複式炉

長野遺跡出土大珠(小川忠博氏撮影)

長野遺跡出土大珠

長野遺跡に訪れる人々

長野遺跡に訪れる人々